17.6.2 5

親。たぶん世界的にも特別良いふたり。
手をつないでるのも見たことないし(付き合い始めた16才から一度もないらしい)、言葉で相手を喜ばせたり(嬉しく思ってることもあると思うけど人から見てもわかるような誉め言葉とか)、子供を巻き込まないふたりだけのイベント事を企てたり(祖父母に子供たちをあずけてふたりだけで出かけたり)、そういうのがない夫婦なんだけど。それでもわかる。



自分がふたりに受け入れられている自信があるし愛されてるなあとわかる瞬間もいままでたくさんある。なにをしても一生見捨ててもらえないだろうな。じぶん以外の姉弟もそれを確信してるだろうとおもう。その確信だけで繋がった時間とか死ぬ以外の選択できたときもたぶんあったね。おぼえてないけど。


でも、もう1個確信してしてることがあって
口に出したことはないけど子供たちよりも母は父を父は母を1番大切だと思ってるだろうなと。変なはなし子供もぜんいんで溺れててもお互いを助けるだろうな。この想像は小さい頃から何回かしてるけど毎回かならず両親はお互いを助けるのでわたしはまじか~(笑)とおもいながら沈んで死んでいく。そのことをかなり誇らしく思う。この想像をじぶんのために信じたい。



希望があるね。
生まれてから見てきた揺るぎないものがいつか自分にもまわってくる可能性もたぶんあるって思ってがんばってるのかも。
実際に目の前にあるものを信じるのはやりやすい。


親のことみんなに知ってもらいたいんじゃなくてふたりに育てられた人間として人に好かれり気に入られたりしたい。親喜びそうだし。



他のぜんいん溺れても絶対にお前だけは助けるゾ

17.5.10 雨

将来のことちゃんと考えてちゃんとしたほうがいいよって誰かに言われるたびに 困ってへらへら笑ってる

「ちゃんと」っていうのはたぶん辛いことから逃げずにがんばってなにかを成し遂げたり辛さを乗り越えて成長したりすることあるいは少なくともそれに近づく努力をするとかそういうの

辛くてもがんばれるひとは
その調子でがんばればいいと思う
かっこいいし強い
それで得られるものが
かなりいい物らしいのも知ってる
けどこちらそれいらないの 結構なのよ なくて大丈夫なの それなしでなんとかやる方法を考えるからおこんないで


日常を続けていく勇気がある
生活を終わらせない努力をしているつもり


だめなのに当たったときはすぐ逃げる
逃げるのがうまくなってる
いいぞ、と思う
前よりスム~ズだぞ


自分で自分の面倒みるしかない
休みたかったら休んでいい、ぜんぜんいい

別に少し休んだくらいで殺されるわけじゃないし
ひとり休んだくらいじゃ社会は死なないぽいし


無理だったらやめる
心身のどっちかだめになるまえに絶対やめる
やめるのも体力いるからちょっと早めにやめろ


ネガティブとかわがままじゃなくて
気づきとして
できることしかできない
やりたくないことやりたくないってわかった

辛いことに耐えて
苦しんだのに報われないか
苦しまなくて当たり前に報われないかだったら
どうせなら苦しまない方がいいだろ

報われる可能性どれくらいか知らんけど
保証されてないのに
我慢するとか耐えるとかちょとキモい
やらんでいいいいそんなの

苦しんでやっと報われるか
苦しんでもないのに
なぜか良くなるかなら
苦しまない方が絶対いいし
お得だしラッキー



でもいつも2番目くらいに楽そうなのを選ぶ
ちょっとは我慢する
めちゃくちゃえらい 親ありがとう


うまく逃げてるってへらへら自分でも言ってるけど
人に迷惑かけず
自分の居場所を選んで暮してるだけなのにな


お金だいじだし大好きだけど
一生貧乏でいる覚悟あるから
なんでも捨てれるし拾えるな

覚悟っていうか
べつにそれでもいいよってかんじ

明日も生きちゃうかもしれない可能性も考慮した
むちゃしすぎないその日暮し

1月27日 晴れ

平日に休みがくることがあるから゛きちんとした仕事゛をしている家主が出かけてしまったあとの部屋でだらだら朝を過ごすことがたまにあるんだけど
食パンを1枚借りて朝ごはんにして
冷蔵庫の牛乳借りて飲んで
シャワー借りて
ドライヤー借りて
音楽借りて
もう一回ベッド借りて寝てたら
知らないひとが入ってくることもたまにあって
たいてい家主っていう共通の友だちがいるから
少し話して一緒にテレビ見たり
わたしが帰ることにしたりするんだけど
きょうはぜんぜん話さなくて
わたしが一宿一飯の恩義でシーツと布団の端のひもを綺麗に結んでたら
その人は珈琲を借りて淹れてくれて
カンガルーのおもしろ動画をみせてくれて
さっきわたしが整えたばっかりの布団で寝はじめたから
天気がいいうちに散歩に行くことにした
珈琲が入ったカップを持って出たけどそのままその家には戻らなかった

なんとなくもう二度と会わないひとって気がした

12月7日

ショーン(なぜなら羊みたいだから)っていう犬はいままでに海も川も山も日本一のブナの木もみたことがある犬なんだけどはじめての場所に連れていくたびに脇の下に手を入れて大きくかかげてやりながら「ほら!これが海だぞ!」とか「よく見て!これが川!」とかいってやっているのでいろんなものを見たことがあると同時に「おお、これが海か」やら「海みたいだけどちがうのか、川!りょ!」などいま見ているものを理解もしている犬なのだけどいままではきょうはひとりじゃぜったい無理ってときにかばんにしのばせて外出に連れていってたんだけど最近は友だちにも紹介していてみんなに抱いてもらったりピクニックのときにはわざわざ席を用意してもらったりしてとても幸福な犬(のぬいぐるみ)だね

はやく決めてしまってね

10月29日

たった5日の遠出でなにかを得ようなんてはなから思ってないし特別すごいものを見てきたわけじゃないけど、じぶんは近い将来東京をはなれてどこかの田舎で暮らすだろうな~といままで根拠なくぼんわり考えていたことがもうほぼ確実にそうなるだろうな、ぜったいだろうなとおもったし、あとなんかこれは遠くていいんだけど結婚したくなって帰ってきた


ひととキッチンに立っていっしょに夜ごはんを作ったり、朝シャワーあがったらパンが焼けてたりそういうのをちゃんとしてきた おかえりとかただいまとか

好きとか嫌いとかなにが食べたいとかがはっきりしている女の子はいいなとおもった


終電ギリギリに歩いたひとがひとりもいない地下通路で冬の匂いを吸い込んでしまってあとで後悔するぞとわかっていながらたまらず大きくスーハースーハーとやった


知ってる顔に出くわすことがぜったいにない街を歩くのはへんな開放感があってたのしかった!

きみが遠出してることを知っていて、街に出てもぜったいに偶然会わないとわかってるときの外出はいちはやく用事をすませてとっとと帰りたかったな こんなにかよとびっくりした
すると用が済んだのにまっすぐ帰らずにぷらぷらと歩きまわっていたじかんはきみのためにあったということになるけど大げさか


おなじ人間のことをたくさん考えてしまったり、特定のだれかにだけ贈るものを選びかけたりするとかならず心のなかのギャルが小馬鹿にしたような口調で、好きみたいでウケるって言うのでウケる