10月29日

たった5日の遠出でなにかを得ようなんてはなから思ってないし特別すごいものを見てきたわけじゃないけど、じぶんは近い将来東京をはなれてどこかの田舎で暮らすだろうな~といままで根拠なくぼんわり考えていたことがもうほぼ確実にそうなるだろうな、ぜったいだろうなとおもったし、あとなんかこれは遠くていいんだけど結婚したくなって帰ってきた


ひととキッチンに立っていっしょに夜ごはんを作ったり、朝シャワーあがったらパンが焼けてたりそういうのをちゃんとしてきた おかえりとかただいまとか

好きとか嫌いとかなにが食べたいとかがはっきりしている女の子はいいなとおもった


終電ギリギリに歩いたひとがひとりもいない地下通路で冬の匂いを吸い込んでしまってあとで後悔するぞとわかっていながらたまらず大きくスーハースーハーとやった


知ってる顔に出くわすことがぜったいにない街を歩くのはへんな開放感があってたのしかった!

きみが遠出してることを知っていて、街に出てもぜったいに偶然会わないとわかってるときの外出はいちはやく用事をすませてとっとと帰りたかったな こんなにかよとびっくりした
すると用が済んだのにまっすぐ帰らずにぷらぷらと歩きまわっていたじかんはきみのためにあったということになるけど大げさか


おなじ人間のことをたくさん考えてしまったり、特定のだれかにだけ贈るものを選びかけたりするとかならず心のなかのギャルが小馬鹿にしたような口調で、好きみたいでウケるって言うのでウケる